![]() さて、前回本体のディティーリングを終わらせましたので、次はどんどん床下をやっていきます。 具体的に何をやるのか?ということです。 オハフ33の床下をスハ32改造の荷物車に変身させるわけですが、一応説明書にはほぼそのままで行けると書いてあります。 完全に配管などを再現するのは資料の問題上難しい (スハ32の図面本は現在プレミアつくほど入手困難) ので、表面で目立つ部分を中心にやっていきます。 KATOのオハフ33の床下はまずディティールが完全とはいえません。 旧型客車の魅力は透けて見える床下機器ですから、ここは少し手を入れるのがいいと思います。 個人的に気になるのは端梁。思った以上によく出来ていますが、ジャンパ栓受けの配置が少し寄り過ぎているのと 胴受けがカプラーを逃げるように削り取られているのが気に入りません。 ![]() 素の状態ではこの通り。プラ16番としては全然OKなはずですが、連結面大好きっ子からすると物足りません。 ![]() そこでエコーモデルの端梁セット(旧型)を使ってグレードアップ。 KATOのカプラー機構は優秀なのでそのまま生かしたい。そこでモールドだけ削り取りこれらを接着。 気になる部分には瞬間接着剤を流してしっかり固めます。シビアな部分ですので慎重に... 思った以上に頑丈なリアル連結面になりました。 カプラーユニットごと取り外しできるので、TNカプラーみたいなもんです。 エアホースは111番にちゃんと合わせて1つ。もちろんもっとごちゃごちゃしたクルマもいました。 ![]() ![]() 次に蓄電池箱をフジモデルのモノに交換。車軸発電機も台座の形が微妙に違うのと、ちゃんとベルトを表現したかったのでエコーモデルのものに交換しちゃいました。 やっぱりこの辺は外せませんね。 ![]() 床下パーツは干渉しないかどうか常に気を配ります。 仮組。車軸発電機いいっすねぇ。 ![]() 次にマニ36で目立つのはガーランド型のトイレ流し管と洗面所流し管。それぞれ工房ひろとエコーモデルより取り付け。 この取り付け位置は車両によってバラツキがあります。 今回製作するマニ36 111は北スミ時代の写真があったのでそこから寸法を割り出しました。 だいたい合っているのではないでしょうか。 ロストのバルブパーツは蒸気トラップといいます。車掌室や貴重品室などの場所や数に応じて数と配置が異なります。 すなわち種車がごちゃまぜなマニ36では車両により全く異なる配置をとるわけです。 今回は111番の明瞭な写真が1か所分しかなかったので、同じくスハ32改造松任工場110番の写真も含めて判断。 車体真ん中らへんには多分ないんだと思います。111番の比較的明るい写真でもないように思えます。 同じスハ32でもグループにより全然違ったりします。こちらのサイトの102番とかとも違うんですよね。厄介だなぁ。 ![]() 気になる配管は一応再現してみました。こちらのエンドの写真はないので、110番を参考に。 111番は110番よりも配管の位置が高いように見えたので、高さは反対側の写真の影から判断。 ![]() 車体へのフィットもOKそうです。 これだけでお酒が進むなぁ、ほっとする瞬間です。 さて、次は台車に移ります。 台車はマニ36 111の場合TR23のコロ軸台車でした。 TR23は前期型と後期型2種類があって、リブの有無です。 この辺は勉強しないと難しかったです.... ![]() オハフ33付属の台車をエコーモデルのころ軸改造キットでコロ軸化しました。 元のピポットのままだったマニ36もいます。 ![]() まんまの形態は日光モデルから出ています。 いわゆるTR23の後期型?なのかな。コロ軸です。 ですがKATOの集電機構が欲しいがために改造して手に入れました。日光台車はTOMIXに使えますが、KATOでは室内灯に工夫がいるので面倒なのです。 ![]() 最初は上のトラムウェイ台車を使おうかと思ったのですが、これは違います。 TR34という改良型で、マニ36にも使われていますがバネの周辺の枠の形が異なりますね。 下のTR23が今回のものです。 ![]() ちなみにめっちゃ価値のあるKATOのTR23コロ軸というものもあります。 これはオハ47に付属していますが、ご覧の通りリブのない初期型?です。 この差異を再現したくTR23からわざわざ改造したというわけです。 ![]() まとめ。 上からTR23初期型、KATOオハ47付属。 TR23後期型ころ軸改造。KATOオハ35系付属ピポットをコロへ改造。 TR23日光モデルコロ軸改造。後期型。集電むずかしい (w) 問題なく集電もできそうなので、今日はここまで。 床下はだいたい決着がつきましたので、次は細かいところを仕上げて塗装と行きたいところですね。 スポンサーサイト
![]() |
![]() ![]() |
![]() > KATOの旧客の下回り、台枠形状はオハ35系で、ブレーキシリンダーまわりがスハ43系というなんとも微妙になっています。 > こだわるのでしたら、ブレーキシリンダーをエコーの製品に交換されてはと思います。 こんばんは。 機器配置図を見て気づいてはいたのですが、どこまでお金をかけるか迷い結局やめてしまいました。 ただブレーキシリンダはかなり大きなパーツなので、アドバイス頂いたように交換してみようと思います。 蒸気トラップの配置までこだわったのに、ブレーキシリンダがスハ43系のままでは変ですからね。 ありがとうございます。 > なお、スハ32とオハ35では台枠、機器配置は大きく変わりません。 そのようですね。 私が参考にした文献にもそう書いてありました。 ダブルルーフのスハ32系ですと幾分異なりますが、この場合は種車も比較的新しい車輛なので... > スハ32の作例 > https://yasuziro.blog.fc2.com/blog-entry-5412.html 拝見しました。非常に複雑な床下が小気味よい作例ですね。 参考にさせて頂きます。
[2020/05/20 07:32]
URL | とまさほ #-[ 編集]
こんばんは。
KATOの旧客の下回り、台枠形状はオハ35系で、ブレーキシリンダーまわりがスハ43系というなんとも微妙になっています。 こだわるのでしたら、ブレーキシリンダーをエコーの製品に交換されてはと思います。 なお、スハ32とオハ35では台枠、機器配置は大きく変わりません。 スハ32の作例 https://yasuziro.blog.fc2.com/blog-entry-5412.html
[2020/05/18 22:42]
URL | YASUZIRIO #-[ 編集]
![]() |
![]() ![]() |
![]() ![]() |
北のレールは、元気です。 |
Bトレと16番。北海道の鉄道を作ってます。
プロフィール
|
Author:とまさほ
|
![]() |
最新記事
|
|
![]() |
最新コメント
|
|
![]() |
カテゴリ
|
|
![]() |
FC2カウンター
|
|
![]() |
検索フォーム
|
|
![]() |
RSSリンクの表示
|
|
![]() |
リンク
|
|
![]() |
ブロとも申請フォーム
|
|
![]() |
QRコード
|
![]()
|
![]() |