2020.05.14 Thu
Category | プラ16番
さて間が空きましたが時間が作れたので進めました。
前回は車体の組み立てを行ったところまででしたね。
今回はディティーリングと色々な修正です(汗)

まずはキットの説明書通りに組んだ車体に対し接着剤を少しずつ流して固めたものを切削していきます。
特にスハ32ベースの車両ですから、もともとのオハフ33とは色々と寸法がずれています。
うまく曲面をコントロールしながらヤスリがけを行いました。


悪くないプロポーションになりました。
BONAさんは適宜埋めてくださいと一言で書いておりましたが、9 mmスケールよりだいぶ苦労しました...


次に沓摺を張り付けていきます。
ヤットコで曲げたあと、一度仮付けして組み方が間違っていないかは確認します。
正直ここは荷物扉の組み方が雑だとキツいです。私も一か所は荷物扉の内側が折れていたのでなんとか修正。
この沓摺は車両によってかなり異なります。
マニ36の場合裾にリベットがあることが多いのですが、この沓摺の部分だけ途切れている車輛が多く見られました。
その中でも
①今回の様な板のついた沓摺タイプ
②いわゆる「沓摺」。115系の乗務員扉下などに見られるように大げさでないもの
③ほとんど溶接されていて目立たないタイプ
がありそうです。
今回の門司の111番はたまたまBONAキットに付属の板張りタイプでしたので、迷いなく接着。
これはきちんと直角を出さないと厳しい仕上がりになりますので、車体との接着は精密に...

次に妻面の重要な表情を作り出す竪樋を増設しました。
旧型客車にはいくつか種類があり、キットでは丸棒を金属留め具で止めることで自作するように書かれていますが
綺麗にやる自信がないのと使い心地を確かめる意味で「工房ひろ」さんのを使用。
111番は妻板の資料がありますが、どうやら丸ドイだったようです。
キットの穴の位置とパーツの突起の位置は違いますので、慎重に位置合わせをして実車に合わせました。

続いて妻板上部の雨どい部分と、先の丸ドイを接続する「ジョウゴ」を取り付けます。
スハ32系ではこのジョウゴが独特の表情を付けているともいえるパーツです。
キットに付属のホワイトメタルを使用。でも最終的にはロストの工房ひろ製とかがよかったかも。
どちらにしろ最初の妻板につけた雨どいの位置が正確でないとジョウゴはずれます。
事実私も少しずれたのでなんとかヤスリでごまかしました。トホホ。

ジョウゴは説明書にある通り、他との接続部分をしっかり埋めて処理しておきます。
写真を撮り忘れましたが、この間にドアノブを取り付けるなどします。
ぶっちゃけキットのやつはただの針の様なものですが、いちいちロストのパーツを使うと製作費がかさむので我慢。

次に屋根の踏み板を取り付けます。
これはKATOのものでもいいと思いますが、やっぱり踏面のモールドはエッチングじゃないとね。
キットに付属のモノを使用しました。ただ破損しやすく結局片側だけはフジモデルのものにしました。
実車も恐らくこのへんガバガバなので、両側同じメーカーにする手間は見送りましたw

次に表情をつけるべく昇降てすりを植えていきます。
説明書の指示通りです。
手すりですが、実はスハ32改造車の場合は一番上の手すりの右側はあったりなかったりします。
これは理由はよくわかりませんが、種車の影響かもしれないし、改造工場の好みかもしれません。
今回の場合は改造工場が決めたんでしょうってことで、同じ松任工場改造車を参考に2本としました。
幌を仮置きすると...よろしくありませんね。
BONAの貫通扉のパーツにはKATOの幌を入れられるように穴が開いているのですが
このサイズが大きすぎて幌は落ちるし、隙間から穴が見えて非常にかっこ悪いのです。
これは悩みましたが埋めて修正しようと考えました。

...結局はフジモデルのH小貫通扉に交換。4枚250円という驚きの安さ。
それながら窓のモールドはBONAよりも幅が狭く実車に近いかもしれません。
これで幌の隙間問題は解決。若干仕上がりが汚いですが、ここは幌がつくので問題ありません。

上の写真もそうですが、ホロ吊りパーツを指示通りエコーモデルのものを設置。
さらに渡板は工房ひろのチェーン付きに置き換え。やっぱりマニといえばこのチェーンでしょう~
一番下の小さな踏み板はただの板だとカッコ悪いのでエコーモデルに交換。
これは裏側の表現に加え踏み板のモールドも精密なので確実にこちらの方がいいです。
表示灯掛けはキットのモノを使用。イイ感じですが何回かぶつけておれそう...
ここまでくればもう車体の素材は完成目前です。
しかし、ここでまた気づく....
あれ、妻板説明書と実車で逆じゃない????
突然襲う絶望感。

キレた感情に任せながら手すりを引っこ抜いて埋めました...
反対側に手すりを植えなおし。悔しいので位置も微妙に修正しておきました。
説明書のミスは何か所かありますが、これはやめてほしいですね。

気を取り直して側面に移ります。
荷物扉の取っ手はヒゲつきだったようなので、こんなものを使用。

シンプルな扉ですが随分時間がかかりましたねぇ。あと保護棒も残っていたりしますから。

デッキ手すりをつけていきます。
これを自在に曲げることで荷物車の雰囲気を出してみました。

最後に屋根手すりを植えて上回り終了!
屋根手すりも個体差がありますが、今回は111番の形態が分からず松任工場のスハ32改造車を参考に。
多分合っていると思います。もしご存知の方がいらっしゃればコメントまでお願いできますと幸いです。
あとは細かい磨きなどをしますが、とりあえず次回からは床下をやっていきます。
ここまで長く、修正や誤謬訂正も多いですが充実した時間でした。
とってもいいキットです。
実は他に2つほど進めています。こちらは完成まで伏せます。
それでは!
前回は車体の組み立てを行ったところまででしたね。
今回はディティーリングと色々な修正です(汗)

まずはキットの説明書通りに組んだ車体に対し接着剤を少しずつ流して固めたものを切削していきます。
特にスハ32ベースの車両ですから、もともとのオハフ33とは色々と寸法がずれています。
うまく曲面をコントロールしながらヤスリがけを行いました。


悪くないプロポーションになりました。
BONAさんは適宜埋めてくださいと一言で書いておりましたが、9 mmスケールよりだいぶ苦労しました...


次に沓摺を張り付けていきます。
ヤットコで曲げたあと、一度仮付けして組み方が間違っていないかは確認します。
正直ここは荷物扉の組み方が雑だとキツいです。私も一か所は荷物扉の内側が折れていたのでなんとか修正。
この沓摺は車両によってかなり異なります。
マニ36の場合裾にリベットがあることが多いのですが、この沓摺の部分だけ途切れている車輛が多く見られました。
その中でも
①今回の様な板のついた沓摺タイプ
②いわゆる「沓摺」。115系の乗務員扉下などに見られるように大げさでないもの
③ほとんど溶接されていて目立たないタイプ
がありそうです。
今回の門司の111番はたまたまBONAキットに付属の板張りタイプでしたので、迷いなく接着。
これはきちんと直角を出さないと厳しい仕上がりになりますので、車体との接着は精密に...

次に妻面の重要な表情を作り出す竪樋を増設しました。
旧型客車にはいくつか種類があり、キットでは丸棒を金属留め具で止めることで自作するように書かれていますが
綺麗にやる自信がないのと使い心地を確かめる意味で「工房ひろ」さんのを使用。
111番は妻板の資料がありますが、どうやら丸ドイだったようです。
キットの穴の位置とパーツの突起の位置は違いますので、慎重に位置合わせをして実車に合わせました。

続いて妻板上部の雨どい部分と、先の丸ドイを接続する「ジョウゴ」を取り付けます。
スハ32系ではこのジョウゴが独特の表情を付けているともいえるパーツです。
キットに付属のホワイトメタルを使用。でも最終的にはロストの工房ひろ製とかがよかったかも。
どちらにしろ最初の妻板につけた雨どいの位置が正確でないとジョウゴはずれます。
事実私も少しずれたのでなんとかヤスリでごまかしました。トホホ。

ジョウゴは説明書にある通り、他との接続部分をしっかり埋めて処理しておきます。
写真を撮り忘れましたが、この間にドアノブを取り付けるなどします。
ぶっちゃけキットのやつはただの針の様なものですが、いちいちロストのパーツを使うと製作費がかさむので我慢。

次に屋根の踏み板を取り付けます。
これはKATOのものでもいいと思いますが、やっぱり踏面のモールドはエッチングじゃないとね。
キットに付属のモノを使用しました。ただ破損しやすく結局片側だけはフジモデルのものにしました。
実車も恐らくこのへんガバガバなので、両側同じメーカーにする手間は見送りましたw

次に表情をつけるべく昇降てすりを植えていきます。
説明書の指示通りです。
手すりですが、実はスハ32改造車の場合は一番上の手すりの右側はあったりなかったりします。
これは理由はよくわかりませんが、種車の影響かもしれないし、改造工場の好みかもしれません。
今回の場合は改造工場が決めたんでしょうってことで、同じ松任工場改造車を参考に2本としました。
幌を仮置きすると...よろしくありませんね。
BONAの貫通扉のパーツにはKATOの幌を入れられるように穴が開いているのですが
このサイズが大きすぎて幌は落ちるし、隙間から穴が見えて非常にかっこ悪いのです。
これは悩みましたが埋めて修正しようと考えました。

...結局はフジモデルのH小貫通扉に交換。4枚250円という驚きの安さ。
それながら窓のモールドはBONAよりも幅が狭く実車に近いかもしれません。
これで幌の隙間問題は解決。若干仕上がりが汚いですが、ここは幌がつくので問題ありません。

上の写真もそうですが、ホロ吊りパーツを指示通りエコーモデルのものを設置。
さらに渡板は工房ひろのチェーン付きに置き換え。やっぱりマニといえばこのチェーンでしょう~
一番下の小さな踏み板はただの板だとカッコ悪いのでエコーモデルに交換。
これは裏側の表現に加え踏み板のモールドも精密なので確実にこちらの方がいいです。
表示灯掛けはキットのモノを使用。イイ感じですが何回かぶつけておれそう...
ここまでくればもう車体の素材は完成目前です。
しかし、ここでまた気づく....
あれ、妻板説明書と実車で逆じゃない????
突然襲う絶望感。

キレた感情に任せながら手すりを引っこ抜いて埋めました...
反対側に手すりを植えなおし。悔しいので位置も微妙に修正しておきました。
説明書のミスは何か所かありますが、これはやめてほしいですね。

気を取り直して側面に移ります。
荷物扉の取っ手はヒゲつきだったようなので、こんなものを使用。

シンプルな扉ですが随分時間がかかりましたねぇ。あと保護棒も残っていたりしますから。

デッキ手すりをつけていきます。
これを自在に曲げることで荷物車の雰囲気を出してみました。

最後に屋根手すりを植えて上回り終了!
屋根手すりも個体差がありますが、今回は111番の形態が分からず松任工場のスハ32改造車を参考に。
多分合っていると思います。もしご存知の方がいらっしゃればコメントまでお願いできますと幸いです。
あとは細かい磨きなどをしますが、とりあえず次回からは床下をやっていきます。
ここまで長く、修正や誤謬訂正も多いですが充実した時間でした。
とってもいいキットです。
実は他に2つほど進めています。こちらは完成まで伏せます。
それでは!
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