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Bトレと16番。北海道の鉄道を作ってます。
2019.12.31 Tue
Category | 9 mmゲージ
406トップ写真
皆様お久しぶりです。
2019年は更新ができず、申し訳ございませんでした。

本年は特に忙しい1年でした。
6月に本業のイタリア・韓国出張をはじめ、論文出版など躍進の1年でもありました。

模型の面ではBトレ最後の製品から1年が経過し、もう新作は出ないと思われます。
所属するGRAND CHARIOTでは相変わらず水面下での活動は活発ですが、16番プラも並行してやっていこうという機運を設けてきました。
これまでBトレ縛りでやってきた当サークルも、変革のときが来たと感じています。

私含め、今後もBトレの新作自体は年1~2は出したいと考えておりますので、引き続き応援をよろしくお願いいたします。

今日は、友人から依頼されていたNの作品の記事です。
実は本格的に手すりなどを立てた9 mmは初めてでして、至らぬ部分も多いですが、チャレンジングな2両にしてみました。

依頼者からは「塗り替えだけでいい」って言われてたんですが。


キハ183系は北海道向けに開発された気動車で、四国のキハ185系と兄弟関係にあります。
その編成のバリエーションの広さと塗装、番台区分の細かさから近年人気が高まってきたグループであります。

中でも基本的なスラント形の0番台/900番台に続いて登場した500番台 (N183系) は、国鉄最後の特急気動車のひとつです。
続いて登場するJR形式NN183系 (550番台) と比較し、屋根の違いや車体、速度の違いなどが興味深いところです。

最近TOMIXにより、この500番台を中心としたキハ183系列の充実が図られてきました。

一方、実車は
500番台のうち運転台・トイレ付のキハ183 500のうち、506⇒406だけ
中間車のキハ182 500のうち512だけは、「とかち」色として残存しています。

今回はそのキハ183-406  キハ182-512を模型にしました。



☆キハ183-406

406非公式側
406公式側

406番は波動用となった500番台の性能を低下させたグループで、先頭車は2両います。
そのうち406はただ1両残ったとかち色。もう1両の507は赤いお座敷へと改造されました。

基本塗装として自家調色した十勝色を塗りました。
手すりは前面はもちろん、妻板までしっかりと植えました。
幌吊りなどのパーツはトレジャータウンを使用。ガイアのマルチプライマーで処理してから塗装します。

ドアの注意標記はインレタ。北海道おなじみのものです。
方向幕はジオマトリックスの高精度なものです。
架線注意標記、号車札、指定席表示もなんとインレタ。くろま屋さんのものを使っています。
品質・図面共に最も安定していて僕は大好きです。

406トップ写真

ホイッスルや無線アンテナはKATOの大糸線用に交換。TOMIXのものよりリアルです。
アンテナは真鍮線で配線をめぐらせました。
レタリングはkicheNとトレジャータウン。検査標記はサイズが大きすぎるので、kicheNの方が断然お勧めです。
速度標記はバルディローズを試してみましたが、文字がつぶれやすく読みづらいです。
トレジャータウンのものを使うほうがベターかもしれません。


406点灯

室内灯・前照灯を点灯。
普段は中間に入ることがほとんどの406番。ですが先頭車になった時のことを考えジャンパ線などを色入れ。
貫通扉は交換しなくていいのがこの金型の素晴らしいところですね。ドアノブだけは金属にしてあげました。
ワイパーも銀河モデルのロングアームを黒塗装として交換しました。
前面手すりなどは塗装後に取り付け。表示灯掛けは塗り分けしてあるのがポイントです。

183406LED.jpg

テールライトも点灯。LEDがあらかじめ組んであるのは楽でいいですね。
「まりも」は時代が異なりますが、まあこの辺は依頼者に任せます。

406非公式側床下前位2
406非公式側床下

今回のこだわりは床下。
全てパーツをばらしてつやけし黒塗装をして、エンジンと消音機を塗り分けました。
速度検出装置と黄色い配管は自作です。

先頭後ろのタンクはたぶれっとの光硬化樹脂パーツをおごりました。
トイレタンクはRailroad model様販売のものを組み立てて取り付け。
床下標記は全てくろま屋さん!特に赤い消火器標記がお気に入りです。

車体は側灯を全てトレジャータウンのものに取り換え、エンド標記はバルディローズの金属製を取り付け磨きだし。
やっぱり特急車はプレートになっているほうがカッコイイですね♪

406公式側床下前位2
406公式側床下後位

反対側もぬかりなく加工。
特に手歯トメのついたステップは、500番台用のが出ていなかったので真鍮工作のうえ取り付け。
シマシマ模様がいいアクセントになります。

406室内

室内はシートを丹頂柄風に塗装してシートをインレタ貼り付け。
雰囲気がいいですね...利尻やオホーツクの夜行便を思い出します。
色としては「まりも」にも使えますが、400番台だからなぁ~

183406排気筒

排気管は四角くなったものを自作。奥にいるのが512番です。



☆キハ182-512


512非公式側
512公式側

キハ182-512の函ハコから札ナホに転属した後を再現。
特に最近の、ポリカ枠がブラウンになった仕様を作ってみました。
この窓枠の塗装が結構大変でした...

512妻
512公式側床下前位

妻板は406と同様に作り込み。床下にはRailroad model様の3Dパーツが奢ってあるので賑やかです。
蛇腹になった何か (?) はたぶれっと様のものを使用。スーパーステンレスシルバーに塗装しました。
これは非常にいいパーツですね...立体的なのが素晴らしいです (回し者ではありませんw)

昔と比べて細帯の塗装が綺麗に行くようになった...気がします

512非公式側床下前位
512非公式側床下後位

またもくろま屋さんインレタ×たぶれっと床下×Railroad床下のコンボ。
取り付けてインレタ+ウェザリング+コック色入れなどをしてやるとますます彩り豊かになりますよ。
512は窓枠が唯一ブラウンなので非常に目立ちますね。個人的には昔のスーパーとかちのようで大好きです。



以上、今回は苗穂の2両を組んでみました。
初めての9 mmフルスケール作品でしたが、やっぱり斬らなくていい分楽なのと、床下が弄れるのが楽しいですね~
ウェザリングすると気動車の金属感が出ていてとってもいいですね。

キハ183は短いものがある程度仕上がっているので、これからはNスケールでやろうかと考えています。
とかちBが発売なので、その時また何かできれば。

つぎはBトレ作品をやりますが、Nでは新幹線に手を出しました。
夏までに形にしたい1編成ですので、本業の合間に気合入れていきましょう。

183デッキ

おまけ
TOMIXの座席流用の弊害。なんとデッキに座席が..次回はちゃんと直そうと思います。



また別の記事で2019年を振り返ろうと思ってます。






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