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花言葉は"初恋"です~781系L特急「ライラック/エアポート」 L-1編成~

こんばんは。
前回の更新は夏の運転会ですので久しぶりになります。
ブログはあくまで作品解説の場ということで、今後も
春 (周年行事)、夏(展示会)、秋(サークル旅行新作)、年会のタイミングで新作を紹介する形になっていくと思います。
それ以外の活動については基本的にHPに掲載していきます。
リンク先からどうぞご覧ください。



さて寒くなってきました。
こんなときに春が恋しくなる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
春に咲く花に「ライラック」があります。
花言葉は「初恋」や「純潔」
そんな花のイメージに合う真っ白な国鉄形、781系を製作致しました。

DSCF8524.jpg



Series EC 781 JR hokkaido Ltd. Exp. "Lilac/Airport"

781系は1978年3月19日より「いしかり」として試作車900番台が運用を始めました。
北海道の数少ない交流電化区間を堂々と走るその姿は、485系1500番台にとっても心強いものであったことでしょう。
そして1980年。量産車が登場、485系とバトンタッチをしました。
この時誕生したのが「ライラック」です。

試作車との差異は前面・乗降扉Hゴムの金属押え化、客窓昇降の廃止、運転台後ろ通風口の廃止など少ないものでした。
それだけ完成された電車であった781系。

以後2007年の引退まで走り続けることになります。

DSCF8422.jpg

特急の増発として誕生した「ホワイトアロー」では短編成化が行われ、先頭車の不足から
先頭車改造「100番台」が誕生しました。その後785系「スーパーホワイトアロー」へとバトンを渡し
1992年にいよいよ札幌-新千歳空港開業、快速「エアポート」が運転開始しました。

札幌-室蘭間は「すずらん」として系統分割され、「ライラック」の一部も新千歳空港直通となりました。

このとき、1扉だった781系も運用に入ることになり、混雑緩和の為L-6編成はサハ780/クハ780が2扉化されました。
L-6編成は国鉄色のまま2扉という珍しい形態であり、増結編成を中心に運用

DSCF8491.jpg
系統分割で登場した特急「すずらん」

新塗装化はL-901編成を皮切りに785系に合わせたホワイトと藤色の帯に変更されていきました。
(L-5編成やL-101編成を中心に、2扉改造なしに変更された編成も存在)
その後モハ781も1993年から2扉化の対象になりました。
このとき不足する781系「すずらん」の運用はキハ183系により賄われています。

DSCF8489.jpg
781系国鉄色、新塗装でも見られた「Airport」幕

そして2000年、781系には「ライラック/エアポート」の方向幕が登場しました。
2扉改造された編成についてはほぼ同時期に指定席「Uシート」がクモハ781に設置。
モハ781が2扉となった編成にのみ施工されました(クハ780/モハ780が2扉の車輛はすずらん編成へ)

DSCF8429.jpg
Uシートのクモハ781は青帯に赤細帯に改められた


しかし2002年3月、新千歳空港直通列車は「スーパーホワイトアロー」に限定。
こうして781系「エアポート」は「ライラック/エアポート」幕と共に姿を消しました。

今回の模型化はそんな悲運の「ライラック/エアポート」幕をテーマにL-1編成をモデルに。
ベースはKATO謹製781系登場時。全車切り継ぎの後再塗装を行いました。
まずは側面から見ていきましょう。


★1号車クハ780-1
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側面は扉増築の為クハ780+モハ781をニコイチにしてショーティー化しています。
Bトレの場合戸袋の問題がありますが、この車両の場合そんなつまらない論理を持ち込んでも仕上がらないので
無視しています。もちろんハッチを増築し、削った際失ったボスなどのモールドは作り直しています。
方向幕は「ライラックエアポート 旭川」。この幕がどうしても入れたくて本編成を製作しました。
ウイングパターンの塗装に苦労しましたが、どうにかなるものです。

★2号車 モハ781-2
DSCF8509.jpg
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同様に2扉化。この車両がショーティーでは一番バランスに優れていると思います。
711系の流れを組む大きな雪切り室が特徴的です。781系はモハがパンタなし、サハがパンタありです。

★3号車 サハ780-2
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パンタありの車輛で、乗務員室を備えます。
上の車輛と同様に扉を増築したうえでショーティー化。

★クモハ781-1
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編成中アクセントなる指定席「Uシート」車輛です。
青い窓周りの塗装と赤い帯が印象的なこの車輛は扉が増設されていないため普通にショーティー化。
雪切り室ルーバーは入れたいので窓は一つとしています。結構あっさりまとまりました。

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先頭車の台車にはスノープロウをつけてみました。見づらいですが自己満足です。


★屋根・妻板
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クモハ/クハの屋根上です。それぞれ後で製作する予定の100番台との差別化を頭に入れつつ機器配置を決定。
同じ先頭車でも全く異なることがわかります。2両とも列車無線アンテナが増設され、その配線が出ていますので再現。
クモハには大きな抵抗器が載りますが、これは短縮の上断面を埋めて再塗装。
クハのパンタ周辺は配管を全て撤去してショーティー解釈の上フルパイピングに挑戦してみました。
ランボードや手すりが複雑に入り組んでいるため、ショーティーとその再現に気を使い大変手間のかかる屋根でした。

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妻板は扉のモールドが貧相であったためドアレールを追加、幌はKATOとTOMIXキハ183系から形状変更の上塗装。
渡板もついたため結構実車に近い形状の連結面になったかと思います。貫通扉窓も入れています。
手すり・銘板は実車を参考に貼り付け。手すりはどこかのタイミングで形状が変更されているようです(上から2番目)
これは自作するしかなかったのでプラから適当に作っています。
所属標記は当然メーカーから出ていないため定員・形式を実車通りとした専用品インレタを自作。

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モハ/サハの屋根と妻板です。
屋根は先ほどと同様に特徴が上手く収まる・かつ綺麗に仕上げる・かつ機能的に矛盾のないようランボードの数までしっかり考えて設計してみました。
妻板はあまり変わりませんがインレタは専用品、架線注意はくろま屋様の美しい製品を実車の資料から取り付けています。
これが結構ナンバーによってバラバラで随分写真ひっくり返して吟味するのに時間がかかりました。
サハには電話アンテナが追加されているため加工して追加。本来は列車無線アンテナと配管もついていますがショーティーの都合上カットせざるを得ませんでした。先頭車のパンタ周辺と寸法が合うように作りたいこだわりの弊害ですが...

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パンタ周囲の配管もこの通り。普段ブルトレとディーゼル中心の人がやったものとしては許していただける範囲内でしょうか


★正面その他
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正面は後年取り付けられた「スタビライザー」を設置。運転台は椅子も塗り分けました。
運転台窓下手すりは追加の上しっかり窓枠のみウェザリング。これによりN月光形独特のさっぱり感をなくしました。
ステップはKATOの表現ではあまりにも小さい為RC阿波座の485系用を加工しています。
スカートは国鉄時代からかきとりが行われた仕様を加工によりなんとなく再現。
KATOのスカートは非常に優秀で、ボスの一本一本までしっかり再現されており加工予定が一気に減りました。
勿論カプラーなどはしっかり艶消し黒で塗装しています。


今回製作した仕様は実はかなり限定的でして
「ライラックエアポート」方向幕登場が2000年
781系へのポリカーボネート取り付けが2001年
「ライラックエアポート」廃止2002年
なので2000年~2001年のたいへん短い間の姿になります。

ちなみにライラックは多客時にはよくモハサハユニットを増結し6両を組んでいました。
最初はこれを製作しようとしましたが時間がなく...
時には2編成連結した新塗装8連も見られたようで、次は是非再現したのですが、見た目以上に製作がしんどい形式の為先になりそうです。

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だらだらと書いてしまいましたが、今の自分の技術を総結集させた思い入れのある作品となりました。
僕と781系の出会いは最初の渡道。その愛らしい丸いデザインに心惹かれました。
お世辞にも当たりとは言えない車内には、どこか人々の生活感が漂っており好きな列車でした。
キハ183系のスラントノーズとは異なるこの優しい雰囲気と、脇役をひたすらこなす感じが思い出深いです。





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彼の引退からもう10年。
さようならを言った時の何とも言えない寂しさを今でも憶えています。

ありがとう781系。さようなら紫の「ライラック」
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コメント

Re: 継ぎ目のない車体は美しいですね

> こんばんは。美しい再塗装ですね。やはり一手間(実際には三手間くらい?)かけて継ぎ目を修正→再塗装すると仕上がりが全く違いますね。ウイングパターンも美しいです。

tkinfo様

コメントありがとうございます!
返すのが遅くなりまして申し訳ございません。

ありがとうございます。
本当にうれしいお言葉です。やりがいがあるというものです。
tkinfo様が昔から実行されていた継ぎ目のないBトレを見て感動したのを今でも覚えています。
これはKATOベースですが、扉を製品から増設していたり手間はかかりましたのでお気に入りの一つになりました。
またtkinfo様のページにも遊びに行きます!

継ぎ目のない車体は美しいですね

こんばんは。美しい再塗装ですね。やはり一手間(実際には三手間くらい?)かけて継ぎ目を修正→再塗装すると仕上がりが全く違いますね。ウイングパターンも美しいです。
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客車男

Author:客車男
Bトレサークル"GRAND CHARIOT"チーフ。あの頃大好きだった懐かしの鉄道車両をBトレサイズで蘇らせます。

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