2016.10.23 Sun
Category | Bトレ 北海道形
お久しぶりです。
先日はサークル「GRAND CHARIOT」の秋の運転会を行いました。
ゲストとしてhiro様, けーはん800様, ぱんこ様をはじめ、伝説の存在と化した湯葉様までお招きすることができました。
模型の技術に関しては今度記事でじっくり紹介するとして、皆さん会話も面白いのでとても充実した会になりました。
お仲間がいるっていうのはいいもんですね。
さて今日は、前回予告したキロ59を放置しつつ秋の新作を紹介するとします(...
北といえば赤い電車。私にとっての電車はこれ一択。

Series 711-100 S-113 in 2001 edition
時は北海道での主役がディーゼルカー。交流電化での函館本線スピードアップを狙って導入されました。
試作の900番台に続く量産の0番台は1968年に登場、3連となり1969年には50番台が製造開始となりました。
登場当初は急行「かむい」「さちかぜ」に投入。485-1500続く781系による特急により活躍の場が奪われた後は、普通・快速運用として活躍していくことになりました。
そのおよそ10年後、室蘭電化により登場したのが当作品の100番台です。

製作のきっかけはKATOレジェンドコレクションによる50番台の製品化。国鉄登場時の急行を再現できるのはもちろん、決定版となるには十分な出来でした。
そこで切り継ぎにより100番台へと改造、完成へと漕ぎ着けました。
前置きが長くなりましたが、各車紹介といきましょう。
☆クハ711 213


100番台といいつついきなり200番台かよ!とツッコミを入れたくなります...
200番台は偶数向きの制御車で、後で取り上げるクハ711-100と比較して便所があるのが特徴です。
屋根の冷房改造は2001年7月より行われ、対象は100番台のみでした(時すでに900, 0, 50は殆ど引退)
優先席マークは2001年撮影当時のものを参考に転写。近年のカラフルなデザインとは異なります。
塗装は調色による赤1号。これは自分で言うのも可笑しいですが相当うまくいきました。
クリームはFARBEの1号。なかなかいい色してます。
☆モハ711 113


モハはパンタグラフ付近の色差し・塗り分けに気を遣いました。
若干ですがウェザリングをしています。屋根は少し濃すぎたと反省しています。
沓摺の塗装は今回失敗したのですが、この車両だけはクールに決まってくれています。なかなかイイシルバーしてますね。
☆クハ711-113


奇数側制御車。200番台と比較してトイレがないのが特徴です。
モハ711とニコイチにすることにより特徴的な車体を再現しています。
100番台ではそれまでの製造年次のクルマとは異なり側面方向幕がついています。
幕は「岩見沢」。やっぱり711といえば岩見沢か小樽でしょう!
以下KATOからの変更点を写真で解説していきます。
(加工がんばってそうだけどなにがちがうのかよくわからない。という感想を頂いたので本人は若干反省しつつこのコーナーを設けました。)
〇お面

KATOの711はなぜか前面クリーム警戒帯が別パーツになっているので一体化。
隙間を埋める際に削れてしまう手すり・ステップ・タイフォンを別パーツ化。
ワイパーも別パーツへと変更。0番台に存在していたワイパー横台座は撤去。
ステップは上から見るとちゃんと滑り止めがついています。
特徴的なダブルヘッドライトを増設。Hゴムは中央のみ黒の近年とは異なる仕様。
編成番号は中央に表示する過去の形態のまま
おでこの手すりが片方おかしな位置についていますが、これがいい加減な感じで減点対象ですね。
次はもっと丁寧に行きますので...
前面カプラーはKATOの新カプラーへ。胴受けは冷房改造時にジャンパ栓が撤去された姿を再現しています。
〇側面

方向幕、雨樋を増設して100番台の特徴を再現。
クハ711-113は製品と異なりトイレなしのためモハ711と切り継ぎ。
各種表記はインレタ切り継ぎにより再現。禁煙マークのついた新塗装時代へ。
〇妻板

最近妻板は漏れなく加工しています。このクルマ、手すり無いんですね。
全般検査表示の再現とサボの移設、またハッチは0番台と違い小型なので変更。
クハ711-213は窓無(製品0番台と同一)クハ711-113は窓あり(モハ711から切り継ぎ)
窓ありだったことに自分の撮影フォルダを見返していて気づき、急きょモハ711を1両つぶしました(涙)
〇こだりの屋根

クハ711-113は213と比較して客室が長いため、冷房装置の間隔も広くなりました。
Bトレになろうともちろん再現。
滑り止めはマスキングの後艶消しを過剰に混ぜた塗料にて表現、クリア保護をしています。
以上が加工のおおまかな解説でした。
文章が多くてよくわかりませんが、とにかく見てくれ以上にちゃんと弄り倒してみましたよということです。

実車は本当によくお世話になり、900/50番台もいたころはバリエーションもすさまじく、北海道の象徴となるクルマでした。
構造の関係上静かなモーター音が懐かしく胸に響いてきます。
雪を融かすための大きなルーバー。当時の科学技術を身に染みて感じつつ、カッコよさも感じられました。
冷房改造車はこれ1本となりますが、3扉とクーラーファン、900番台は必ず完成させます。
とりあえず6連にすることを目標に、今後も製作を続けていきます。

最後に普通運用同士でパチリ。
だいぶ北のクルマも増えてきました。
まだまだ馴染み深い北海道の車両を極めていきます。
次はもっと感動できる作品になりますように。
※この追記機能、いいですね。
この型式、まねさせてもらいます>京都のお友達
あと、リンク整理しました。活動されていない方のものは整理の方向で...
逆に申請などありましたら基本的にお受けする体制ですのでコメントまでどうぞ。
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