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忘れない、いつまでも忘れない JR北海道寝台特急「北斗星3号」


JR Hokkaido Sleeping Car Limited Express "HOKUTOSEI 3" for Sapporo

こんばんは。

早いもので、「さよなら北斗星北海道編成」企画が終わらないうちに、北斗星そのものが引退のときを迎えることになりました。

定期終了から五か月、自分の中ではかなり早いようで、実は長かったように思います。

今日この日で日本の鉄道史に多くの歴史を残してきた「ブルートレイン」が最後の運転となりました。
思えば私の鉄道趣味は、そのほとんどが旧型客車とブルートレインにまみれたものでした。

そこで、記念すべきブルートレイン最後の日は、長年の研究成果というべき最愛の編成

JR北海道寝台特急「北斗星3号」 1997年ヴァージョン

の記事を書きたいと思います。


「北斗星」といえば1・2号を担当していたJR北海道のオール個室編成、そして東日本の質素な編成が有名ですが、かつて3往復あった時代には、以前から話しています「3・4号」が存在しました。
この時代はまだ北斗星の人気も絶大なものであり、津軽海峡線を連日多くの列車が賑わせていた時代です。
「北斗星」「海峡」「はまなす」「日本海」「トワイライト エクスプレス」「八甲田」「はつかり」・・・・

最大の特徴は1編成ずつ2社が担当、毎日運転していたことです。
東日本編成が来た次の日は北海道編成。私にとってはもちろん後者が当りでした。

今日紹介するのはとある日の、ちょっと変わった編成です。
たまたまフィルムに映っていた編成を、様々な協力を得て特定していったものです。

車両単体での後年改造との違いを知っていただきたいため、説明はかなり簡素です。


☆電源車 カニ24 502
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北海道の電源車はマニ24 502とカニ24 501という変態車を含みますが
残りの502/503については割と原型を良く残した車でした。
502は混成編成となったのちも生き残った伝説の電源車ですが、あっさり解体されてしまいました。
個人的なイメージは常にきたなかったということ。


503との違いは帯の切れ位置。
妻面側末端に至っては処理が全く違います。
あとは前面側の帯の長さがそもそも違いすぎます。この再現の為製品は再塗装しました。
また、前面も製品の帯の位置がおかしく、不恰好に見えてしまうため再塗装。
Hゴムはもちろんグレーが基調でした。


☆11号車オハネフ24 502
☆5号車 オハネフ24 501

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オハネフ24 501
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オハネフ24 502
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言わずと知れたオハネフ24 500は明らかな変態車で、その活躍は定期列車廃止まで続きました。
妻面の特徴的な前面を再現しました。
大きな違いは側面JRマークの違いと、前面の金帯の位置。
おそらく顔のパーツの一部が微妙にずれていることから生じた差異です。
このことについては後日詳細を述べるとします。


実は501だけは当時原型クーラーのまま残っていました。
なんと片側だけ。本当に笑ってしまう仕様ですw
後日お面はよりリアルに修正したいと思っています。


☆10号車 ロイヤル・デュエット オロハネ25 554

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以前に紹介したロイヤル・デュエットの中でも変態車です。

しかし1997年という仕様上、洗面所窓が埋められず、点検蓋が大型のまま、メンテナンスハッチ周りの帯の処理が違うなどの後年改造との差異があります。
まずBトレ化されないであろうこの特定番号を2両も作るというのは非常に骨の折れる作業でしたが、思い入れのある車両の為なんとか完成させることが出来ました。

☆9号車 ロイヤル・ソロ オロハネ25 558

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これも以前製作したオロハネ25 558の1997年更新前バージョンです。
洗面所窓が残存していて、点検蓋は大型、手すりは角手すりです(これは変更されていません)
ロイヤル・ソロの中でも555は長らくこの仕様で使用されましたが、あとの556~558はそもそも登場が遅い「ステラリウム車」であったため、この仕様での走行はレアでした。
通路側は特に変更がありません。

☆8号車 ツインデラックス オロネ25 502

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ただでさえ地味な502/503ですが、更新前はただのオハネにしか見えない地味さでした。
洗面所窓は残存、点検蓋も2つあります。時代的にクーラーは更新されています。厄介です。


☆7号車 食堂車GRAND CHARIOT スシ24 501

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これは違いが分かり易いと思います。
固定窓で有名なJR北海道のスシですが、登場時から1990年代まではまだ2段窓でした。
モデルでは表記が入ったままの1997年仕様を表現。
屋根の配管を珍しく作っています。登場時と異なるクーラーが積まれた中期仕様です。
実は東日本スシも登場時はほぼこの501と同じ形態をしていました。


☆6号車 ロビーカー オハ25 551

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以前紹介した北海道唯一の全室ロビーですが、この編成に組み込んでいます。
ただし最近の研究から、オハ25 551は定期運転時代ほとんど新型クーラーでの活躍がなかったことがわかってきました。
いずれ修正し、もう1両製作予定です。
おそらくJR北海道車で最も最後にクーラー換装された車両だと思います。


☆4~3号車 オハネ24 501/504/503

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北海道車で最も地味だと思われるのがこのオハネ24 500。
ぜんぶで4両存在しましたが、504は既にミャンマーへ渡り現役ではありません、

Bトレでは当然出ていませんので4両すべてを製作。
Hゴムの色がそれぞれ違いますが、その他は新型クーラーへの換装など基本的には同一仕様です。
☆☆☆マークの色にも差異があります。


☆1号車 オハネフ25 11

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ヴェエエエエエエ!?と思われる方が多そうですね。
そうです、東日本のオハネフでした。この日は...

北海道編成が発展し始めた頃、その種車となったB寝台開放型には当然車両不足が生じます。
この際には尾久から北海道が借り入れる形で編成が組まれました。
事実この時代の1・2号のオハネは殆どが東日本車で組まれました。

オハネフの基本加工であるニコイチによるステップの修正、洗面所窓の埋め立て、前面幌の自作、エアホース取り付けなど地味に手間のかかった1両です。


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いかがでしたでしょうか。
1・2号に比べればオロネ25 551やB個室が無い分、かなりおとなしいように見えますが
オハ25 551やずらっと並んだオハネ24 500。かなり魅力だと思います。
当然オハネ25 11/15も入ることがあったこの3・4号編成、実車がいなくなろうともまだまだ現役で活躍してもらいたいと思います。


実車の北斗星は、明日の上り列車を以って引退となります。
定期時代は編成記録に毎日のように出かけ、自分の成長と生活、北斗星は一体のようでした。

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家族との旅行、旧友と思い出話をしながら乗ったこと
一番の鉄道仲間とラブライブタペストリーを張ったり、個体差会談なんてマニアックな議論をしたこと
年齢を超えて仲良くなった友人とブーメランを飛ばしながら乗れたこと
車内で出会い、ブルトレの昔話をたくさんできた方と、車中で再び会えたこと。
そして、一番大切な人と大窓から星を数えたり、小窓から夢のレールを追いかけ
扉の記録にまで付き合ってもらったこと....


やはり夜汽車はいいな、そう思わせてくれる列車でした。




ありがとう。
津軽海峡線 最後の寝台特急よ。
忘れない いつまでも忘れない

また会おう 呼んでくれるかい?



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さらば北斗星北海道車⑦ デュエット


こんばんは。
ブログの更新は久方ぶりとなってしまいました。
twitterもあまり更新していない気がします。
少しずつリハビリしながら、やる気様を呼び寄せていくとします。

このシリーズも始めて7回目。
始めた頃は混成編成の終了、「北海道車」へのお別れという意味合いで書いていましたが、
今となっては、北斗星そのものへのお別れの時季が近づいているんですね。
早いものです。

だいぶ間が開いてしまいましたが、面白いのはここからであります。
本日は客車寝台の最終回、人気個室「デュエット」です。

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Sleeping car Limited Express "HOKUTOSEI"
Duet


JR1年目の期待の星として登場した寝台特急「北斗星」。
前に述べたようにJR東日本は特にグレードアップを進めることはなく、「夢空間」から「カシオペア」の開発に打ち込んでいきました。
一方、JR北海道は北斗星1・2号編成のオール個室化を目指すことになりました。

「ソロ」で言及したのでおさらいにはなりますが

1991.8.31上りからオハネ25 550 「オールソロ」を連結開始→5号車
1991.10.31上りからオハネ25 560 「オールデュエット」を連結開始→4号車
1997.10.1 北斗星1・2号の3号車をオハネ25 560に変更。
1998.3.1 北斗星1・2号の2号車をオハネ25 560に変更。全車個室化達成。

の様に2~5号車の開放B寝台をすべて個室化していったのがJR北海道編成でした。

今回はこの中の「オハネ25 560」について紹介していきます。

「北斗星」のデュエットはB寝台開放型と同じ料金で乗車できる2人用個室として大変な人気を博し、北海道編成登場以来活躍してきた「オロハネ25 551~553」、その増備車オロハネ25 554によって3・4号でも利用することが出来ました。
ただしロイヤル・デュエットという構造上、その室数は大変限られたものになりました。

そこでデュエットの増強を目的に登場したのがオハネ25 560でした。
改造の種車はなんと座席車であるオハ14 500。
当時道内急行として利用されていた座席車を、これらのDCPC化により捻出
その台車を利用して車体を新製するという手法がとられています。
勿論理由は国鉄から譲り受けた24系客車が他社に比べ極端に少なかったからです。

この手法自体はオロネ25 551などでも使われました。過去記事を参照してください。


☆オハネ25 561
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オールデュエットのトップナンバーとして車体新製されたのが561です。
Hゴム扉を備えているのが北海道形14系客車改造の証です。
特徴は屋根に積まれた25形向けの新型クーラー。
これは登場時から新型でした(型番自体は経年変化しています。)。
当然サボすらも新製したため、その大きさは他の改造車と異なり大型(横長)となっています。
これは同じ経歴を持つオハネ25 550(オールソロ)にもみられた特徴でした。

Bトレでは寝台側に点検蓋を追加、洗面所窓なしの2003年初期型561/562の特徴を再現。
製品ではHゴムだった扉ですが、雨どいの形状がオハネ25 550のものであったため切り継いでいます。(下図参照)
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☆オハネ25 562
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オハ14改造のデュエットは合計2両となりました。
往復で2本編成が用意されるため、最期まで予備がなかったことになります。

Bトレでは車体新製車独特の窓が多い通路側を再現。後期型とは異なるエンブレム・方向幕の位置関係を再現。
切り継ぎにより通路側の大型角手すりを追加、寝台側は561と562で異なるルーバー位置で差別化をしています。
同じに見えるこの2両ですが、ちゃんと違っていたのが面白いです。
この2003年頃までは、ルーバー付近の金帯は必ずルーバーにかかっていました。


☆オハネ25 563/564

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ここまでで561/562を紹介してきましたが、冒頭に述べたようにデュエットは1997~1998にかけて増備されました。
それが「後期型」と呼んでいる563~566のグループです。
このグループをもって「北斗星用客車」の改造は終了してしまいました。

種車不足から14系座席を使っていたJR北海道ですが、さらなる増備には捻出される開放B寝台のオハネが用いられました。
それまで4~2号車を担当していたオハネ25 11 15 33のうち33を
オハネ25 227 240 241 のうち全てをデュエットに改造し、差し替えをしていきました。

当然改造中は代走が必要になりますが、オハネは11, 15しか残っていないので
東日本から借り入れることで対応していました。
いずれこの借入混成編成については模型化予定です。


さて、今回の種車は24系だったという事なので、ドアに注目すると一般引き戸に変更されているのがわかります。
製品ではHゴム付の誤植があったので、切り継ぎにより修正を行いました。
寝台側はドアの改造以外にルーバーの追加をした程度ですが、何と561/562よりも寝台側角手すりが短くなっていますね。
こういう無駄な差異こそ、北斗星の面白さなのです。
通路側は種車の面影を残した小窓がありました。あくまでも24系改造なので561・562よりも通路側窓数は減少、方向幕やエンブレム周りも異なった空間配置となっていました。

563-564での差異は、寝台側のルーバー位置です。564の方が下がっているのがわかると思います。
この時代は後期デュエットのルーバーには金帯がかからない形態と決まっていました。
(もちろん後年にこの法則は崩れ、混成編成ではバラバラでした。)
また、通路側の車番の位置が564では支柱の位置に来ていることがわかると思います。
実は564は妻板のドアも扉側に存在しないという仕様です。
その理由は勿論、564だけが「オハネ25 0の前期型改造」だからです。
この564に乗車するたび、かつてのオハネ25 33の面影を思い出したものです。


☆オハネ25 565 566

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デュエット2両編成から更に増強が続けられ、最終的には3両のオールデュエットが組み込まれることになりました。
そこで登場したのが565/566でした。基本仕様は564/563と変更ありません。
双方とも100番台ハネ改造(もちろん北斗星用の引き戸からです)なので、車内のドアは両端共に存在しました。

外観での相違点はルーバー位置。565は他より明らかに下に下がっていて、
566は他とは異なる「金帯と高さの合わせられた形態」となっていましした。
また、564/565については563/566よりもエンブレム位置が若干上になっていました。
これは写真だと分かりづらいかもしれません。

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後期デュエットでは結局最後まで洗面所窓が残されました。
この大きさが方向幕と微妙に異なるのも面白いですね。
565/566では通路側のナンバーは窓の下の位置になっていました。おそらく100番台ハネの名残でしょう。
Bトレでは563/564と同様の改造ですが、エンブレム位置・ルーバー位置に気遣っています。
また4両とも後期車では通路側方向幕の位置を実車と同じようにずらし、エンブレムとの位置関係を正確にするようにしました。

久しぶりなのであまり纏まった記事にはなりませんでしたね。
次はB寝台開放型、もっとも「空気」な北斗星客車、オハネ25/オハネ24です。
オハネフ25を紹介した後、JR北海道での最終回はオハネフ24 500にしようかと思っています。


長らくお付き合い頂き有難うございました。
次もお付き合いいただければと思います。

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オハネ25 563にて

さらば北斗星北海道車⑥ ソロ

こんばんは。

ここ数か月、ブログの更新もめっきり途絶えてしまうほど、あまり製作ができておりませんでした。
どちらかといえばブログ更新より製作を重視してしまっているこの体制、少しずつ改善していこうとは思います。

6月にはこのシリーズをまた加速させる予定です。

別ツールでは発表をしましたが、最近はトワイライトEXP第3編成を製作しました。
また、北斗星もその仲間を少しずつ増やしている最中です。
どうか今しばらく、お待ちください。


ソロ

Sleeping car Limited Express "HOKUTOSEI"
Solo


本日は、北斗星北海道編成の中でも比較的スタンダードな車両
オールソロについて紹介したいと思います。
前回のロビー・ソロのスハネ25 500、オハ25 551ではロビー中心に話したので
今日はソロについて少し雰囲気を伝えられればと思います。

北斗星の一人用個室「ソロ」の登場は、1988年の運転開始からです。
東日本編成のオロハネ25 500の「ロイヤル・ソロ」
北海道編成のスハネ25 500
がその初の例でした。
ソロは手軽に乗車できる一人用個室として「富士」「はやぶさ」でも大変重宝されましたが
北斗星ではその室数が東日本12室、北海道6室という状態で登場したのです。

この後、北斗星3・4号定期列車・本格化を機に、「ソロ」の存在は大きな変革を迎えます。
東日本・北海道共通で組まれる編成の9号車には必ず「ロイヤル・ソロ」が組み込まれることとなり
北海道ではオロハネ25 555
東日本ではオロハネ24 501
が誕生、その室数を少ないながらも増したのでした。

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過去記事より オロハネ25 555(JR北海道)

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過去記事より オロハネ24 501(JR東日本)

この2車両はわかるようにほぼ共通の作りをしています。
乗り心地の良いロイヤルを中央に置くというJR北海道の考え方が、東日本にも反映されたわけです。

これでも更なる個室化が望まれた北斗星。
JR北海道編成は東日本と相反し、全車個室化を目指すこととなりました。

前置きが長くなりましたが、ここで登場したのが今回ご紹介する
オハネ25 550です。

一般B寝台車で構成されていた2~5号車を個室化するわけですが
5号車にソロ、4号車にデュエット投入

3号車もデュエット化

2号車もデュエット化

結果的に2~4号車の3両が全車デュエット
ソロは5号車のみとなりました。

元々、オハネ25 550は551~554の4両となり、デュエット車両も4両で編成中にオールソロは2両入る予定だったそうですが、需要の関係で変更になったようです。
スハネ25 500のソロの存在が関係しているのでしょう。
また、オールデュエット紹介の際にお話ししますが、実は種車や仕様もここで変更がかかっています。


☆オハネ25 551

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こうして登場したのが北斗星初のオールソロ車、オハネ25 550。
東日本ソロと異なり、北海道編成は交互の窓配置により広い空間「立てる」ソロを実現しています。
実車の改造の種車はオハ14 500(北海道用の14系座席車)です。ほぼ台枠だけ用いて、車体は新製しています。
そのため、実車は通路の窓の縁が他車と異なるなど面白い特徴がみられます。

特徴はドアのHゴム。
この時期になるとJR北海道はJNRから譲り受けた24系が尽き、14系からの改造を強いられました。
そのためスハネ25 503やオロハネ25 554、オロネ25 551などの変態車含めてHゴム扉車両が多くなります。
このHゴムは「北斗星」定期末期に五稜郭工場でグレーへ取り換えられました。

Bトレでは、寝台側の点検蓋を新型へ交換しています。この際、洗面所窓も埋められたようです。
手すりは大型角手すり。なんと通路側も大型角手すりという、実はイレギュラーな北斗星車両です。
サボは大型へ交換。これは車体新製車に共通する特徴で、他の24系とサボの大きさが違い
また差されているサボのフォントがゴチックであったりなど、微妙な差異がありました。

通路側は製品ではデュエットと共通金型であったため、切り継ぎにより新規に製作。
特徴的な車掌室窓と、前期型デュエットに合わせて作られた方向幕周囲の窓配置を再現。

24系改造車よりも通路側の窓が多めにとれたり、先程の手すりにしても14系からの車体新製車だからできたことなのでしょう。


☆オハネ25 552

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551と大きな相違はありません。実は通路側の寸法が微妙に違いますが
Bトレでは再現のしようがありません(ショーティーの解釈上)

5号車は東日本や3・4号北海道編成含め、オハネフが担当していましたが
この1・2号ではオハネ25 551~552が入るため、車掌室が備えられていました。
ハイケンスのセレナーデもこの車両だけ下からこみあげるようなメロディーで
いろんな意味で「北斗星らしい」車両です。
オハネフが編成中間に入るより、よほど編成美に貢献していると思うのです。
(そういう意味ではオハネフ24500は末端に来ない限り非常に優秀w)

車体については551と共通ですが、改造が非常に面倒なうえにガラスパーツの製作が困難で
案外苦労しました。現在追加で1両製作中ですが、死にそうです。

細かいことをいうと、このオハネ25 550だけは雨どいが湾曲しているという特徴がありました。

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恐ろしいことにBトレでは寝台側のみ、その表現があります。
通路側はにも湾曲雨どいはなくてはなりませんが、これはデュエットと共通金型の為どうしようもありませんでした。
ここの加工が心残りです。

実車の屋根は小型クーラーで、新型クーラーを最初から積んでいます。(実は末期とは違いがありますが)

先程から述べているように、この車両は551・552のたった2両です。
検査や故障が出ると、必ず代走が入りました。
突発的な故障・検査による時刻表にも表記のある号車変更のどちらでも、たいていデュエットをずらして連結。
2号車にオハネフ25 216/3/7が入るのが通例でした。
たまに、2号車にBコンパオハネフが入り、1号車にこれら予備車が連結されることもあってびっくりしたものです。
混成編成になった後(特に末期)は故障が多発し、良くデュエットが3重連となっていました。
それでも、北海道編成を休みなく毎日支え続けたという努力家。僕はこの車両が好きです。

それでは少しだけソロの写真を。
あいにくスハネ25 503のみの乗車の為、彼らの車内に乗客として乗ることはありませんでした。
(持っている5号車の切符はデュエットだったりB寝台だったりしますので(笑))

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上段はこのようになっていました。
鏡がニュー北斗星に合わせられ、非常にお洒落でした。
白い壁が旅の疲れを癒し、昔ながらの寝台の匂いを漂わせました。

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下段は下段で味がありました。
実は下段1番だと隣がロビーで、501/502だと自動ドアが
503だと引き戸があったので、夜中にドア音があって眠りから覚めることもしばしば。
壁面に映るポプラ並木の模様と共に、遠い記憶となってしまいましたが・・・・


久しぶりの記事という事で、少し気合いが入ってしまいました。
深夜の更新となりましたが、僕は見て頂ける方に見て頂ければよいので、こうしてひっそりと更新したいと思います。

次回はデュエット(前期型)のご紹介となります。
ソロのもっと面白い話については、いずれ追加の1両のときに述べるとしましょう。

たった2両の為に長くはなりましたが、お付き合い頂き有難うございました。

次はすぐには更新できないと思いますが、どうかお付き合いください。

さらば北斗星北海道車⑤ ロビー・ソロ&ロビーカー


こんばんは。

昨日は私のBトレサークルについての紹介とさせて頂きました。
今晩はJR北海道車5晩目ということで、北斗星に欠かせない「ロビーカー」を紹介したいと思います。
ロイヤル・デュエットから長くはなりましたが、本日で折り返し地点となります。


ロビー・ソロロゴ


Sleeping car Limited Express "HOKUTOSEI"
Robby & Solo



それまでの寝台特急では、20系時代からロビーなるものは殆ど存在しませんでした。
ロビーの先達といえば「はやぶさ」「富士」のオハ24 700、
東海道の殿様ブルトレ「あさかぜ1・4号」用スハネ25 700でした。
後者はデュエット・ロビーとされ、シャワールームも設けられました。
シャワーの歴史に関しては、旧型客車のマイネ37130形連結の「富士」が最初であったと認識しております。

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(スハネ25 501にて撮影)

「北斗星」のロビーは1988年の運転開始時から、「北斗星1・2号」「北斗星5・6号」に連結されました。
1・2号にはJR北海道編成のロビー・ソロ、5・6号にはJR東日本編成のロビーカー(全室)が採用されました。
なので、今話題の臨時北斗星は、2008年まで普通に乗車できたロビーカーを使っているにすぎません。

本日はその中でもJR北海道編成のロビー・ソロ「スハネ25 500」と
ロビーカー「オハ25 550」について紹介させていただきます。




☆スハネ25 501

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スハネ25 500は先述のように運転当初から連結され、この501は下り1レ1号初列車に組み込まれました。
外観はソロとロビーが折衷となっており、登場時は黄色いソファと清潔感のある白系のシャワーが印象的でした。
見た目は三本帯でしたが、この501はニュー北斗星の登場後にアルコン帯化され、増備車である503に合わせてあります。

Bトレでは2000年初頭ということで、新型クーラー・洗面所窓埋め立て・点検蓋新型化
寝台側末端の手すり角手すり化後を再現しています。
製品の503から改造しましたが、クーラーが小型であるためソロを左にずらし、余裕ができた分右のスペースには
特徴的な細窓と種車から受け継いだ窓を入れました。

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この小窓は、シャワーの踊り場のスペースになっています。

通路側は特徴をとらえるために、ドア横の細窓と、ソロ設置による半窓を両方入れてみました。
この2つの細い窓の大きさが違うのがポイントです。
501は個人的に思い入れが薄いため、割といい加減に作ってしまったのが悔やまれます・・・・。

「ロビー・ソロ」のロゴ位置やその周辺の帯は全検のたびに変わってしまって、いったい何バリエーション作ればよいのやら。




☆スハネ25 502

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北斗星運転開始直後から存在するロビーの2両目で、この車両は最後までアルコン化されませんでした。
501と基本構造は同じで、更新工事をした後の再現なので各種切り継ぎをしています。
501との厳密な違いとしては、ルーバー位置です。アルコンと普通の金帯では細さの違いがあるのでしょうが
ルーバーにかかる帯の位置が2両で異なっていることから、絶妙にずれていると思われます。
この502も、ロゴの位置が常に変わっていて面白かったです。
上野に毎日のように編成記録をしにいってると、いいことがあったものです。

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この車両はよく乗車の1・2号や混成編成でお世話になりました。
12月に乗車した際、シャワーが不調になって車掌さんとぬるすぎるね~って会話をしたところ
返しの2レで503に差し替わっていました。その後彼と再び出会ったのは3月の廃止直前。
それまで501だったものが差し替わったのを確認していますが、やっぱりシャワーが故障
シャワーカードが払い戻しになったのも、いい思い出なんでしょう・・・。

通路側含め、窓を雑にはめているだけでなかなか気に入っています。いつか直します。(え




☆スハネ25 503

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スハネ25 500の中でも後に増備された「ニュー北斗星」の第2陣に当たる車両でした。
特徴は何と言っても大きな窓。これはオハ25 550(後で紹介)に合わせられたのだと思います。
Bトレではこの503が製品となっていて、大型クーラーや点検蓋交換、角手すりなど秀逸な面が多いものの
実車のイメージと違うため、通路側含め作り直しをしました。
寝台側は右半分の大部分が埋められていて、かなり特異な恰好をしています。

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個人的に混成編成では最愛の車両でした。
501/502と比較して大窓なので眺めがいいのはもちろん、間接照明やテーブルの高さの変更
ソファが広くなったり、自販機をデッキへ移動したことによるソファの増設
何より洗面台にほどこされたポプラ並木や札幌時計台のエッチングは
やはり他の2両と比べて北斗星の旅を楽しくしてくれました。
まあ、シャワー室の絵が変わったのは、別になんとも思わなかったかな(笑)

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☆オハ25 551

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以前お話ししたように、登場時の北斗星3・4号は尾久担当のモノクラスでした。
これはすぐに変更され、ロイヤル・ソロ、ロイヤル・デュエットはもちろん、全室ロビーが連結されることになりました。
ここで登場したのがオハ25 551。JR北海道唯一の全室ロビーカーでした。
車内は非常に清潔感溢れる寒色系でまとめられ、ソファはベージュのライト系となりました。
何よりも食堂車にあった赤いランプシェードがここにも導入されたことや
天井のライトが間接照明でホテル並みの明るさをもたらしてくれたことが、この車両へのこだわりを感じさせました。

Bトレでは大改造を施し、大型クーラー時代の2000年代初頭を再現。
北斗星3・4号はすでに1999年に臨時化、「北斗星81・82号」となっていますから、これは定期時代末期
もしくは81号時代の姿となります。
東日本の派手なロゴに対して、落ち着いたフォントのロゴは、JR北海道車の気品を感じさせます。
大窓はもちろん。エンブレムとルーバー位置へのこだわりでこのような窓配置になりました。

実車はミニカウンターや食品自販機が設置され、利便性があったことはもちろん
エッチングによるニュー北斗星らしさを出した最初の車両になります。

「北斗星まりも」や「夢空間北斗星ニセコ」などにはもちろん、「北斗星81・82号」で最期の活躍をしました。
おそらく、北斗星史上最も豪華なロビーカーだったといえるでしょう。


如何でしたでしょうか。
半分実車紹介のようになってしまい、申し訳ありません。
でも、こんな車内の風景を思い描きながら作ることも、Bトレの面白さではないでしょうか。


次回はB寝台一人用個室「ソロ」についてです。
実車がたった2両でしたので、いくらか読みやすいかと思います。




JR北海道の魅力あるロビーも、すでに役目を終えてしまいました。
これで、一つの鉄道史に区切りがついたような気がします。



ランプシェードに旅情をゆだねて・・・・
この記憶は、いつになっても鮮やかでありますように。

CIMG0491.jpg

(スハネ25 503)









さらば北斗星北海道車④ 食堂車GRAND CHARIOT


こんばんは。
本日は都合により更新が深夜帯に入りました。
すでに、お休みのお客様もいらっしゃいます・・・・

今回は北斗星のコンセプトの一つ、「食堂でフランス料理のフルコースが食べられる」
を実現してくれた車両、GRAND CHARIOTのJR北海道車について解説します。

ご存じのとおり、JR北海道車の食堂は2008年のダイヤ改正を以って終了しています。
「北斗星」といえばJR東日本のロビーカーの流れ星をイメージする方も多いでしょうが
やはり食堂車の赤いランプシェードが非常に羨望を掻き立てるものでありました。
この赤いランプこそ、JR北海道車の特徴でした・・・。



☆スシ24 501

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上野~札幌間の「スーパーデラックスブルートレイン」には、当初から食堂が不可欠とされていました。
しかし、食堂車の減少がすでに始まっていた時代。新製は合理的でないと判断され
北斗星の食堂車は既存の車両から改造されることになりました。

そこで登場したのが、481系・485系交直流電車の食堂、サシ481を改造したスシ24でした。
基本構造は踏襲されたものの、運転台の撤去や耐寒化が行われ、ブレーキ周りも他車と合わせられました。
この改造をしたのはなんと国鉄吹田工場や松任工場。当時はまだJRではありませんでしたので・・・

食堂の愛称は「GRAND CHARIOT」とされ、3列のゆったりとした座席に変更されたのが特徴でした。
JR北海道車は車内を木目調にまとめ、赤いランプシェードとワインレッドでまとめられた絨毯やソファ
そして厨房周りが、上品で、なおかつやりすぎない夢空間を演出してくれました。
JR東日本車のさっぱりとした配色と、固い椅子と比べると、軍配は圧倒的に北海道車に上がると思います。

Bトレでは国鉄色485から改造。屋根は後に追加された防雪カバー付クーラーへ。
ベンチレータの変更やクーラー配置変更を行っています。
また、種車と異なるサボの配置や、JR北海道車独特の、寝台車に合わせた帯の高さを再現しました。


☆スシ24 502 スシ24 503

DSCF4814.jpg

JR北海道の北斗星車としては珍しく、スシ24は変化の少ない車両でした。
東日本車と比べて目立つエンブレムは、まさにスーパーデラックスブルートレインの象徴というものでした。
登場時との違いは厨房窓。固定化されることによってよりすっきりとした印象を与えています。
あとは通路側中央のルーバー。これは板張りになって埋められ、少しでも雪に強く改良されています。
Bトレでは省略されていますが、503には東日本504と同様のベンチレータが配されています。
いずれ再現しようと思っていますが、どうなることやら・・・


☆スシ24 508

DSCF4815.jpg
DSCF4816.jpg

「北斗星」1・2号用の食堂車は紹介しましたように3両となり、予備1両で運用上問題はありませんでした。
しかし北斗星3・4号の定期列車化により、食堂車連結編成を各車1編成ずつ増やすとなると話は別。
新たにサシ481を苗穂工場で改造し、グランシャリオ化することになりました。

ここで登場したのが東の507、北の508でした。
見た目ですでにお分かりでしょう。この時になると苗穂は「ニュー北斗星」を3・4号向けに改造をしていたため
アルコン帯を巻いた仕様とされています。どうもこの豪華さの前では、残り7両の食堂は勝てない気がします。

内装も凝られていました。まずは「ニュー北斗星」に準じた基本内装。間接照明やエッチングの使用
基本的な手すりは金色とされ、モデルとなったオリエント急行により近い形態でした。
なんとレジまでが木目調に金帯の仕様とされ、「あさかぜ」の食堂車を超えるシックさが売りでした。

Bトレとしては、固定窓にならなかった窓、埋められなかったルーバーなどを再現。
車体としては楽ですがアルコン帯が非常に難しかった1両です。



以上、4両の食堂車GRAND CHARIOT、如何でしたでしょうか。
編成中に華を添え、編成美を崩しながらも北斗星のイメージを作り上げた重要な車両。
しっかりと記憶にとどめつつ、Bトレではいつまでも優雅な食事の空間を与え続けてほしいものです。

次回は北斗星に欠かせない、「ロビーカー」を紹介する予定です。
この先まだまだ続きますが、どうぞお付き合いください。




プロフィール

客車男

Author:客車男
Bトレサークル"GRAND CHARIOT"チーフ。あの頃大好きだった懐かしの鉄道車両をBトレサイズで蘇らせます。

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