2015.01.03 Sat
Category | Bトレ ブルトレ
Sleeping Car Limited Express "Asakaze 2" bound for Tokyo.

こんばんは。
今日は2日ということで買い初めをしたので草臥れていたのですが、
更新するというさりげないぼやきを守らないと2015年も例年のように更新しない日々が続くと思い
重い腰を上げて、夏の「あさかぜ」取り出してみました。
夏までに基本編成は完成していて、小ネタを年末にはさんでの完成となりました。
一応実車の軽い説明。
「あさかぜ」は日本で最初のブルートレインとして登場。
「ルーメット」で有名な殿様20系編成(以前紹介しました)はその後継もなく、東京口のブルトレが25形に置き換えられている状態でも唯一20系運用が遅くまで残っていました。
ここに登場したのが国鉄末期にJRへの置き土産「金帯編成」。
・・・・まあこれは現在製作中なのでまたの紹介とします。
今回製作したのは「あさかぜ3号」。JR西日本編成です。
金帯の1・4号が東日本編成なのに対し、西は銀帯を基調とした編成で「燻し銀」とも言えるでしょう。
その生い立ちは急行「安芸」にまで遡ります。
運転区間は東京~下関。
実は本家ではない「あさかぜ」が最後まで残ったという、なんとも言い難い事実があったわけです。
趣味的には東日本編成のほうが魅力的(非常口とか帯とかEF81長距離牽引とか)なのですが、敢えて西日本を先に組成してみました。
牽引機はEF66 50(関)です。
こだわったのは屋根の塗りわけ。あとは表記や側面乗務員窓などはちょっと頑張ってみました。
実車はEF66下関で最も走行距離の長い車両で、その命は「富士・はやぶさ」牽引にも費やしました。
1号車から。


レールファンには非常に人気のあった
オハネフ25 300のうち、301です。
KATOから製作。切り継ぎの上非常口の鉄板+水切り
ライトステーを新規に製作。表記含めて再塗装による表現です。
テールライトは点灯できますが現在は外しています。
マークは回転式を生かし、「瀬戸」の表示も可能です。
実写は303まで存在。JRマーク位置や非常口で3種異なるオハネフが楽しめました。
個人的には「瀬戸」のイメージはあまりありませんが
2号車

オハネ25 100です。
24系25形は初の2段寝台固定として登場しましたが、その改良型が100番台。
狭い窓が特徴ですが、下関(当時)には100番台ハネしかおらず、バリエーションは・・・・
洗面所窓の有無や扉Hゴム、幕Hゴム、さらには台車にも及んでいました(アタマ
2号車はオハネ25 192。洗面所窓が埋まり、非常口が埋められたものの帯が途中で途切れる仕様(下関標準)。
グレー台車と黒Hゴムが時代を感じさせます。
3号車

オロネ25 300(302)
博多あさかぜから始まったブルトレのグレードアップは「北斗星」「富士」「はやぶさ」と続き
ついにその「よい波」は下関あさかぜに到達。
シングルDXは国鉄からの寝台でしたが、それよりも広い部屋を確保。
後の「出雲3号」に生かされることになります。
この車両は「日本海1・4」へと転用。その生涯は思ったよりも長く続いたようです。
4号車

スハ25 300(302)
下関「あさかぜ」といえばこの車両という方も多いはず。
EF66のうち、特定のジャンパ線を備えたモノはこのスハ25により電源供給を行い
25形の常識「電源」をその編成から消し去ったという・・・・・まさに浪漫が詰まった車両でした。
実車は302まででしたが後にオハ25 300から編入改造。
303までの連番となりました。
301~303では経緯から窓枠の色やベンチレータの有無が異なり、オハネフ同様3種3様となっていました。
個人的には屋根のウェザリングを頑張ってみたのですが、まずまずかな(焦
登場時とは帯の入り方が根本的に異なっています。お分かりでしょうか。
・・・・とここまで解説したところで、あとは開放Bばかりの時間です。
5号車~11号車


オハネ25 171
オハネ25 170
オハネフ25 150
オハネ25 200
オハネ25 197
オハネ25 194
オハネ25 199
すべて金帯から塗り替え。だって勿体無いですもの(は
洗面所窓が原型だったり、洗面所窓だけがグレーHだったり
なんだか面白いですね。
特徴的なのはJR西日本の黒地幕と黒サボ。
禁煙車が以下に多いかがわかり、これはもう黄金の時代のブルトレではないとハッキリわかんだね。
12・13号車

オハネ25 168
オハネフ25 137
オハネフの前面には西日本車特有の大型ジャンパ線を装備。
この特殊な編成には不可欠でしたが、転属などで「銀河」「日本海」での印象が大きいのかもしれません。
最後におまけ。

ロゴなしマニーーーーーーーー!
マニ50 5000
「日本海モトとレール」で使用された高速対応スーパーマニ。
バイクを積む金具などがあり、日本海やカートレインで使用されていました。
青20と埋められた洗面所窓、大型のテールサインが特徴です。
なぜ「あさかぜ」なのか?
オハネフ25 300(荷物室つきオハネフ)は、カニ24非連結のために連結されたものです。
しかし改造はなかなかデビューに間に合わず、その際は普通のオハネフが連結され
荷台として下り列車にのみマニ50 5000が連結されることがありました。
このときは「日本海」ではないのでロゴは無し。
「瀬戸」でもちゃっかり使用されていました。
改造が間に合わなかった例は北斗星北海道編成でも見られましたね。
あの混成は地味ですので目立たず笑
というわけでEF66+25形
あさかぜでした。
テールマークが変換可能ですので、EF65 1019と絡めて「瀬戸」運用にも入ったりできるでしょう。
あとは転属させて銀河を組むもよし(をい
多少昔の作品なので北斗星と比べてはいけませんが、常連として地味に輝かしい走りを見せてくれることを期待してやみません。
さようなら、僕らの夢のブルートレイン。
廃止から10年経ったんですね。
ようやく、この手元に模型化することができました。
今回はインレタ製作にご協力いただきましたくろま屋様
夢の実現に手をお貸しくださり、ありがとうございました。

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